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涸沢 2000.10.3〜10.4 テント泊単独
沢渡〜上高地BT〜明神〜徳沢〜横尾〜本谷橋〜涸沢(テント泊)〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地
1日目
沢渡 上高地BT 明神 徳沢 横尾 本谷橋 涸沢
- 6:40 7:20 7:30 8:15 8:25 9:05 9:15 10:05 10:30 11:30 12:00 14:20 -
2000.10.3
昨日の昼に群馬を出てから夜の20:00にいつもの宿泊地「道の駅風穴の里」に到着。ここはトイレもあるし広い駐車場もある快適な泊地(宿ではないんで泊地)なのである。早めにシュラフを出しビールをいただいて熟睡モードへ。
そして朝を迎える。予定では5:30に起床し沢渡発6:00のバスに乗るはずであったが、いつものように朝寝坊して6:00に起床。車を飛ばし6:30に沢渡駐車場に到着。6:40発の上高地行きバスに乗る。
バスの車窓からは山々の紅葉がちらほらと見受けられるが、まだ全盛期ではないようだ。そうこうしているうちに上高地BTに到着。朝7:20であった。
さすがに紅葉時期の上高地は人が多い。どこから人が集まってきたんだろうと考えながら80LのZeropointのザックを背負う。三脚、カメラ、宿泊用具等の重さがズシリと肩にかかってくる。うーん重い!一度重量を測ってみようと思うが我が家には体重計がなく測れずじまいだが、おそらく20kg程度の重さはあるだろう。さあ涸沢に向けて出発!
足取りは結構軽い。これもナナカマドの紅葉を見れる楽しみがあるからで、下山の頃にはこの上高地あたりがいつもへろへろになる。
そうこうしてると予定通り約1時間後の8:15に明神館前に到着。
まだ道中の初めなのでザックは背負ったまま生茶でのどを潤す。長居は無用と8:25に出発。
このあたりまでは上高地からの観光客が多く見受けられるが徳沢あたりになるとほとんどが登山者になる。みんな思い思いのザックを傍らに置き、しばしの休憩をしている。徳沢を9:15に出発。
上高地から約2時間半で横尾に到着。日頃の運動不足もありすでに足が重くなっている。しかしここからが正念場で涸沢までの登りが思いやられる。横尾では涸沢方面に向かう人と槍方面に向かう人が目的地に向け分岐するところだ。
ここでは約30分とちょっと長めに休憩を取った。その折槍沢から降りてこられたのだろう人がナナカマドの紅葉の状況について話していたのが耳に入った。その人によると最盛期にはほんの少し早いとのことであと3日後ぐらいがバッチリということだった。「そうなのか...残念だなあ」と思ったが、仕事の休みがそうそう紅葉のタイミングに合うように取れないサラリーマンなので仕方がないと諦めた。しかし最盛期でなくても紅葉は見れるだろうといいように考え10:30横尾を出発した。
横尾からしばらく行くと屏風岩が見える。この屏風岩は垂直に切り立った壁が約300mほどの高さで聳え立っている。この壁をクライマー達は登って行くのである。確かに垂直の壁を攀じるという行為には魅力を感じるが、僕の山へのキャリアではまったく通用しないので眺めるだけで満足して涸沢を目指した。
横尾から約1時間で本谷橋へ到着。時刻は11:30とお昼時だったのでここで昼飯にすることに決めた。ちょうど昼時だったため結構たくさんの人がいて座る場所がなかなか見つからなかったが、本谷橋を渡りきり少し上のほうの大きな岩の上がちょうど空いていたのでそこにザックを降ろした。その岩はちょうど人が座れるようにえぐれており快適な座り心地だった。
本谷橋からはGWの雪があるときにはさらにこの谷底歩きで涸沢に向かうのだが、この季節は山腹を巻いて高度を稼ぐ道になる。ここから涸沢までが長く感じられる。狭い登山道ということもあり上から降りてくる人とすれ違う際には道を譲ったりしてすれ違わなければならない。本谷橋と涸沢のちょうど中間地点ぐらいのところで疲れたので南岳が見えるガレ場で休憩を取った。ここらあたりからちらほらとナナカマドの紅葉が見られる。しかし評判どおり全盛期ではないようだ。ナナカマドの実は赤くなっているものの葉はもうひとつで真っ赤にはなってなかった。一緒に休憩を取っていた人から記念写真を撮ってもらえますかとカメラを渡されたため南岳をバックに写真を撮った。いつも思うのだが記念写真がちゃんと撮れてるか心配になる。撮ってもらう人にしてみればいい思い出になる写真なのだろうが、撮る方にしてみれば初めてのカメラなのでピントの合わせ方がわからないのである。大概はオートフォーカスのコンパクトカメラが多いのだが、たまに最近のフルオートの1眼レフだと訳がわからない。あまり考えてもわからないのでとりあえずシャッターだけ押して満面の笑みでカメラをお返しするようにしている。その後の休憩中はしばらくボーっとした時間を過ごした。
休憩も終わり歩き出してしばらくすると涸沢ヒュッテが見えた。この見えてからの距離がむちゃくちゃ長いのである。これは白馬岳の時も燕岳の時もそうなのだがなかなかヒュッテまでたどり着かないのだ。疲れてることもあり10歩歩いてははぁはぁと息を切らし呼吸を整えなければならない。ヒュッテに近づくにつれてナナカマドの紅葉もきれいに色づいて写真になるのだが、この時ばかりは写真を撮る余裕もなくどこの山に行ったときもこのゴール間近の写真ってのは撮ってないのだ。
やっとの思いで14:20に涸沢ヒュッテに到着。ヒュッテのテラスではみんな山を見ながらお約束の生ビールで談笑している。テン場にも色とりどりのテントが結構たくさん張られていたので、これはまずテン場確保と楽しげなテラスをよそ目にテン場に向かいテント設営場所の確保をしなければならなかったのはちょっと辛かった。涸沢ヒュッテから涸沢小屋に向かう登山道の下側に結構場所が空いていたが大きな岩がゴツゴツと転がっていたのでヒュッテから少し離れた場所にテント場を確保した。この位置からは前穂、奥穂、涸沢岳、北穂と一望できた。テント設営も無事終わり今日の楽しみである生ビールを飲みにテラスへ向かった。値段は800円と割高だったが高所で頭もすっとぼけていたので迷わず注文した。高所では酔いが早く回る。ほろ酔いも通り過ぎわずか1杯の生ビールで頭が痛くなった。いつもならこの時が最高!とご機嫌になるのだが少し辛かった。これは富士山に登った時も同じだったので、僕はどうも高所順応能力ってのはそんなに高いほうではないようだ。
それからは日が落ちるまでの時間をゆっくりと景色を眺めながら過ごした。この時期の涸沢は原色の彩りが非常にきれいで雲も次々流れてその姿を刻一刻と変えていくので山を眺めてても飽きることはない。
そうこうしていると日暮れの時間が近づいてきた。涸沢はどちらかというと山の東側に当たるため山肌は夕日には染まらない。それでも夕暮れ時はカメラを構える人も多かった。やがて西の空が茜色に色づいて夕闇があたりを包み込み夜を告げた。
2日目
涸沢 横尾 徳沢 明神 上高地BT
- 10:20 12:50 13:05 14:00 14:10 14:50 15:00 15:40 -
2000.10.4
5:00起床天候快晴!気温0℃。テントの中では-10℃対応のシュラフですこぶる快適に眠れたが、さすがに朝は冷え込みが大きい。お決まりのコーヒーを沸かし、パンでお腹を膨らます。
テントの外に出て周りのカメラマンの多さに驚いた。涸沢ヒュッテのあたりにはずらりと三脚が並んでいる。さすがに涸沢の紅葉はメジャーなんだと納得した。
それでもその三脚の間に入らせてもらって撮影をした。この日は雲もなくましてや初雪もなく可も不可もなく写真には今ひとつの日であった。その後ナナカマドの色づきが良いところまで登って何ショットかとって撮影を終えた。

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